専門学校時代の一目惚れ体験談。非常ベルが鳴った瞬間|30代前半・女性・専業主婦

一目惚れなんて信じていなかった私が、一瞬で恋に落ちた瞬間

今から15年も前のことになります。

当時18歳だった私は、高校を卒業して、専門学校へ進みました。

そこで、彼に出会うんです。

ちなみに、それまでの私は、一目惚れなんて一度もしたことがなく、

それなりのお付き合い経験はしていたと思います。

でも正直、相手が好きと言ってくれるから、じゃあ私も好き。というような、感覚でした。

そこまで、相手のことが好きではなくても、1人は寂しいからと付き合うことも多かったです。

だからかもしれないけれど、告白は相手からしてくるのに、いつも振られるのは私の方なんです。

相手のことをなんとも思えない私。

そんな私は、一生本気の恋愛をすることも、ましてや一目惚れなんて絶対ありえないと思っていました。

そんな時、専門学校に入り、新しい生活がスタートです。その時も高校から付き合っていた彼氏がいました。

出会いは突然に

専門学校の入学式を終えて、初めての授業の時、彼に出会ってしまいました。

彼と私は科が違かったんですけど、合同の授業がありました。

初めて彼をみた時のことは、今でも忘れません。

本当に!ドラマであるような、スローモーションになったというか、

私の周りは動いているのに、私の時間だけが止まっているような!

どのくらいの時間彼を見つめていたかは、覚えていません。

たしか、入学して仲良くなった友達に声をかけられるまでは、彼から目が離せなかったんです。

今まで、「男性は顔じゃない!心だ!」と思って相手を選んでいるつもりでした。

ダメンズもいましたけどね・・・。

でもでも、彼は今まで出会った誰よりも、ドストライクなドンピシャな私の好きな顔だったんです!!

私は目のぱっちりした、鼻が高めなひとが好みで、というか、ようはイケメンですよね!

例えていうなら、私は昔から俳優の「三上博史(みかみひろし)」さんが理想の顔!!

それでいて、わたし髭フェチなところがありまして、一目惚れした彼は、顔も髭もドストライク。

しかし忘れちゃいけないのが、当時私には彼氏がいました。

正直に、好きな人ができてしまったからとお別れしました。

まだ彼とは何も始まっていないけど、もう頭の中は彼のことでいっぱいだったので、無理だったんです。

恋愛に奥手な私ではなかったけれど、

初めての一目惚れで、何かすぐにアクションを起こすことはできませんでした。

この気持ちを誰に言うことなく、毎日が過ぎて行きました。

合同の授業で会うたび、廊下ですれ違うたびに、ドキドキして、

わざわざ彼の教室のほうまで行ってお手洗いに行ったこともあります。

なんというか、恋愛はしてきたつもりだったけど、初めての一目惚れ=初めての恋だったのかもしれません。

当時の私は、毎日彼に会うため、とにかく学校に行くのが楽しかったです。

そんなある時、私鼻炎で鼻がぐずぐすで、共同の水道がある場所で鼻をかみ、手を洗っていた時のことです。

彼が急に背後から現れて、手を洗っているんです。

心臓の音聞こえちゃうんじゃないのか、ってくらいドキドキで!鏡にうつる自分をひたすら見てました。

そしたら、急に彼が話しかけてきたんです!

あ、ちなみに彼は、一般入学した2つ年上の方です。

 

彼:「鼻ひどいの?」
私:「はい!なんか、花粉症?になっちゃったみたいで」
彼:「そうなんだ!俺も鼻炎もちだから、気持ちわかるよ」
私:「ほんと辛いですね」
彼:「鼻炎仲間だね!がんばって、じゃまたあとで」
私:「はい!」

 

思いもよらない形でのファーストコンタクトはこんな、感じだったはず!

今でも会話の内容、ドキドキした気持ち覚えてます。

それから、廊下や授業で会うたびに、あいさつするくらいにはなったんです。

彼の周りにはいつも、数人の男性の方たちがいるので、なかなか自分からは行くことができませんでした。

近づけるチャンス到来!しかしまさかのハプニング

そんな毎日を過ごしていたら、友達を通じて遊び?のお誘いがあったんです!

偶然にも数名で遊ぶメンバーの中に、彼がいました。

これはたくさん話せるチャンス!

ゲームをしたり、とにかく、みんなで親睦を深めている最中に、知ったことがありました。

彼は彼女と別れたばかりだということ。

「そっか、彼女がいるかも、なんて考えもしなかった…こんなにかっこよかったら、いてもおかしくないよね!!」

「別れたばかりでアタックなんてもってのほか!いや、チャンスなのかも」といろんな感情がありました!

私の気持ちは伝えられないまま、ある日彼も含めて、4人ほどでカラオケに行くことがありました。

彼の歌声に聞き惚れながら、楽しい時間を過ごしていたら、急に非常ベルが鳴ったんです!

びっくりして、なにより怖くてビクビクしていたら、何と彼がそっと手を握ってくれたんです。

結局、非常ベルはただの誤作動、無事に家に帰ったけれど、

私の頭は、手を繋いだことでいっぱい!「あれはなんだったのだろう?」と聞けないままでいました。

そして何もない日が過ぎていたある時、彼から急に話があると言われました。

なんだろう!不安しかなくて、ドキドキしながら会った彼に、

 

「好きです、付き合ってほしい」

「というか初めて見た時から可愛いなと思っていて」

「でも彼女いたし、ちゃんとしてから気持ち伝えたくて」

 

と、眼から鱗ってこのことかぁ!笑

まさかの、両思いだったなんて!!

私も、初めて会った時から好きだったことを伝えました。

こうして初めての一目惚れ、恋はうまくいきました

今私は、専業主婦8年目です。

2人の可愛い息子に恵まれて、今でもあの時の淡い気持ちは忘れません。

その時の淡い気持ちを教えてくれた彼は、今は素敵なパパになって、今も私の素敵なパートナーです。