今から１５年前のことです。
私が一目惚れを体験したのは、２３歳の時でした。
当時、まだデビューして間もないＥＸＩＬＥが大好きで、
でも、私の周りにはＥＸＩＬＥを知っている人がいなくて…。
「誰かＥＸＩＬＥを知っている人、好きな人と繋がりたい」
「ＥＸＩＬＥの情報交換をしたい」
と思い、ネットで流行りのコミュニティに参加しました。
その結果、男女問わずＥＸＩＬＥ好きな人と情報交換ができて、とても楽しい毎日を過ごしていたのです。
そんな中、コミュニティーの中で、当時、私が住んでいた場所の隣の市に住んでいる男の人とネット上で仲良くなりました。
２歳年上の、一人暮らしの人でした。
「ネットでの出会いが危ない」
と、巷では騒がれ始めた時期だったので、
私から誘ってリアルで会うつもりはありませんでしたが、男性の方から「会いたい」と言ってきました。
勇気を出してリアル。でも、その結果
悩んだ結果、会うことに。
お互いの写真を送り、待ち合わせ場所と時間を決めて、当日になりました。
彼が指定したのは、彼の最寄り駅の吉野家の前。
あらかじめ教えてもらっていた車種の車が近づいてきました。
「あ、あの車かな？」
と運転席を見た瞬間！！
ビリビリビリ！！！！
頭から足の先まで電気が走ったような、今までに感じたことがない衝撃を感じました。
この衝撃は、あの時以来感じたことがないので、一生に一度の衝撃だったと言えます。
よく耳にする「一目惚れで電気が走る」ってやつですね。笑
運転席にいたのは、送ってもらった写真の顔に似ているけれど、それよりもはるかにかっこいい男の人でした。
車を停め、運転席から出てきた彼は爽やかに
「初めまして…かな？なんか不思議な感じだね」
と言いました。
先ほどの衝撃にボー然としつつ、まだつま先にビリビリが残っている状態で、何とか
「初めまして」
と言い返すのがやっとの私でした。
その後、約束していたカラオケ屋さんに行き、お互いに好きなEXILEの歌を歌いました。
彼は次々に曲を入れず、時々休憩を入れて話をする時間を作ってくれました。
「どこに住んでいるのか」
「家族は、仕事は？」
など。
カラオケが終わって、夜ご飯を一緒に食べてその日は帰りました。
彼のことが頭から離れなくなる日々
その日から彼に夢中になりました。
ただ当時、私の仕事は土日休みではなかったため、彼と１日遊ぶということがなかなかできませんでした。
そのためどっちかの仕事が終わってからになり、会うのは夜で一緒にご飯を食べてバイバイという感じでした。
そんな中、出会ってから３ヶ月経ったあたりで、
EXILEがA-nationという、avexに所属しているアーティストのライブに出演することになりました！
しかも、私が彼を誘って行くことに！！
場所はお台場だったのですが、久しぶりに１日一緒にいられて、大好きなEXILEも見れて、
とても楽しい最高な日になりました。
帰りのゆりかもめの中では、混雑のため二人で立っていると、
「つかまっていいよ」
と言ってくれました。
その時彼の腕にしがみつけばよかったのですが、うぶな私は彼のバッグのひもにつかまっていました。
なぜそこ！！
あの時の私に猛烈な突込みをしてやりたいです！！
でも、最高の１日でした。
一目惚れから恋人同士に発展しない日々
その後もお互いの時間さえ合えば、デートなのか？よくわからないけど会う関係は変わらず。
だけど、彼からはそれらしい態度も取られず。
「私のことをどう思っているんだろう？」
と、不安が大きくなる毎日でした。
ある時、白いダウンジャケットを買って着て行ったときなんかは
「かわいいね、似合ってるよ」
と言ってくれたり。
恋人同士が体を寄せ合って時を過ごすような夜景を一緒に見に行ったりもしましたが、
お互いの関係は一向に進みませんでした。
出会って、私が一目惚れをしてからそんな状態が半年間も続き、バレンタインが近づいてきました。
「もうこのモヤモヤした関係をどうにかしたい！」
「はっきりさせたい！」
という気持ちが日に日に強くなっていきました。
まさかの展開。寝耳に水な出来事
そして、バレンタインがやって来る前に、彼と会う日がありました。
いつも通り、一緒に夕飯を食べて、少しドライブをして帰ってきたのですが、
変わらない彼の態度についに我慢の限界が来ました。
その日は私が車を出したので、自宅の駐車場に到着後、もうたまりかねて彼に電話しました。
「もしもし？どうした？」
「あのね、私〇〇さんのことが好きなの」
彼はおそらく、私の気持ちはとっくに気づいていたようです。
しかし、そのあと彼が放った言葉に愕然としました。
「うん、そっか…。実はさ、俺彼女がいるんだよね」
はあっ！！？？
出会った時に彼女がいないことを確認していたので、まさに寝耳に水！
「だって私と会ってるよね？いいの？」
と聞いたら
「俺たちお互いを干渉しないからさー」
だからって、だからって！！
確かに手をつないだことも、
ましてやキスなんてしたこともないけど、彼女じゃない女の子と二人だけで会うのってどうなの！？
それを聞いて呆れるというか、彼に対する恋心はすっかり冷めました。
「そうなんだ…。でももう会うのはやめよう」
と私が言い、私の衝撃的な一目惚れの淡い恋は終わりました。
それ以来、その彼から連絡はありません。
スイミングプールで一目惚れ!相手はなんと幼馴染?体験談｜20代後半・女性・専業主婦
最後に。一目惚れをしたら。
でもこの後に何回も、
「彼と付き合うことができていたらどうなっていただろう」と思うことがありました。
それぐらい、忘れられない恋でした。
きっと楽しい毎日だっただろうなと思う反面、きっと浮気されていただろうなと思います。
今、私のことを大事にしてくれる夫といると思い出すことはありませんが、やっぱり彼と付き合わなくてよかったと改めて思います。
でも、一目惚れをしてから私の気持ちを伝えるまでの時間が長かったのかな。
初めての一目惚れだったので、どうしたらいいのかわからなかったんですよね。
友達や誰かに相談することもなく一人で悶々と考え、ズルズルと時間が過ぎていってしまった感じです。
運命の赤い糸がある一目惚れなのかどうか、早く気が付きたかったですね。笑
