高校卒業の間近の頃、初彼にフラれてイメチェンをしました。
初彼は、私の長いストレートの髪が好きだったのですが、もう伸ばす理由もなく20センチくらいバッサリと切りました。
髪の毛もトーンの明るい茶色に染めて、したこともない灰色のカラコンをし、服装も変えました。
化粧の仕方ももちろん、元カレの好みから遠ざけるかのように。
でもなにをしても元カレに対する想いがあり、フラれたあとは「よくもこんなに涙がでるものだ」と自分でも呆れるほど、毎日泣いていました。
そしてそのまま、失恋の心が癒されぬまま短大に入学したのでした。
読みたい場所にジャンプできます!
出会いは突然に
ある日、私は急に、
「元カレより格好良くて背が高くて、ちょっと派手そうで頭の良い大学行って、お洒落な人と付き合うんだ」
と、思うようになりました。
元カレは同じ高校の先輩で、顔もまぁまぁ良かったのですが、優しいお兄さんタイプで派手というよりは好青年な感じでした。
新しい出会いを求めるためバイトを探し、オープニングスタッフとして、とあるマンガ喫茶に採用されました。
私自身が漫画が好きなのと、マンガ喫茶は同世代の男子大学生が多いのです。
お店がオープン仕立てなので、アルバイトの人数も足りず、引き続きバイトを募集をしていました。
そんなある日、私のシフトが入っている3日後の木曜日に「新しい応募者の面接をする」と社員さんが話しているのを耳にしました。
そして木曜日。
いつも通り、散らかった座席を片づけるふりをして、社員さんが行っている面接の様子を見に行きました。
ビビビビビッ!!!
心ってココにあるんだ、とわかるほどの衝撃。
完全に一目惚れ。
即座に頭に浮かんできた文字が
「カッコいい人...」
面接が終わった社員さんに、胃の一番で駆け寄り、
「さっき面接してた人、カッコいいので雇ってくださいよ」
と頼みました。
当時、私はその社員さんと仲が良く、元カレにフラれてまだ3か月ぐらいしかたっていないのも知っていたのです。
私のリクエストがあったせいか?もちろん、採用。
そして、さらに初日に一緒のシフトにしてくれました。ナイス!
ありきたりな会話...そして連絡先の交換
一目惚れしてしまった素振りを見せることなく、普通に自己紹介から。
その後はお互い実家暮らしなので、地元の中学はどこだったなど、最初はたわいもない話をしていました。
背は元カレと同じぐらい。
顔はこの人の方がカッコいい。
年齢は1つ上。
大学は県内一の私立大学。
そして一番大事な事。
「彼女はいますか??」
「いないよ。彼氏いる?」
「私は高校卒業前に別れてからいないです」
「そうなんだ」
年頃の男女がするありきたりな恋愛の話も色々。
これはチャンスと思い、帰り際に
「シフト交代したい時あるかもしれないので、連絡先教えてください」
と私から聞きました。
女性から男性に連絡先を聞く、私の常套手段。
もちろんシフト交代したいからではなく仲良くなりたいための口実です。
そして、交換したSNSでやり取りをしているうちにデートすることに。
「女性らしい服が好き」と彼から聞いたので、少しでも背伸びをしたい私は、姉に服を借りてデートに挑んだのでした。
彼の私服はとてもお洒落で素敵でした。
少しチャラそうな見た目が、その時の私は好みでした。
「この人と付き合いたい」
とすぐ思いました。
「一目惚れ」だったのが「好き」に変わった瞬間。
でも私は当時、恋愛経験豊富じゃありません。
いったい、どうすればいいのかわからず、ドキマギしていた帰路。
彼からの突然の告白。
あっけなくも、一目惚れが成就してしまった瞬間。
後から聞いたのですが、彼も私に一目ぼれしたらしく…
彼も私が彼氏いなくて「やったね!チャンスだ」と思っていたみたいです。
最後に。一目惚れをしたら...
一目惚れをしたら、まずは自分から積極的に喋りかけないと進展しません。
コツは、一目惚れをした人と接点のある人の協力を得ること。
今回は、マンガ喫茶の社員さんがMVPでしたね。
そして連絡をまめにとり、相手の反応を見て自分も好意がある事をアピールするとうまくいくかもしれませんよ。
まずは、行動。
そして、継続。
そんなことを続けて成就した一目惚れでした。